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ヴィーガン・シューズを作れ???破天荒イノベーションに食らいつく オカハタホンコンからの最新レポート

岡畑興産フットウェア事業担当役員、米本です。

 

世界のスポーツシューズ開発、受託生産会社は大別すると、韓国系、台湾系に二分され、台中市に材料販売拠点を置く岡畑香港ですが、(経緯はまた別途)は、もちろん台湾系に強いポジション。

私、米本は、欧米・東南アジアと飛び回る出張をいつものようにこなし、3月上旬に帰台して以来、コロナ禍鎖国の台湾に留まっています。

 

複数国を跨ぐ取引が多く、リアル出張とWeb会議のハイブリッドが当たり前だったので、素材を触りながらのニュアンスある議論を詰めづらいことを除けば、ニューノーマルもお手のものと自惚れていたりもしています。

 

さて、我々の属するスポーッシューズの業界は、コロナで大苦戦中。とはいえ、さすが大手ブランドは歩みを止めることなく製品開発を貪欲に進めており、我々も先を見据えた材料開発、提案、フォローアツプと忙しい毎日を送っています。

 

プロアスリートの足元を支えながら、ファッションアイコンとしても重要なシューズにブランドが求めてきたスペックは、機能性と意匠性。そこに(ようやく)加わってきたのが“サスティナブル”。

今までもエコ・リサイクルな材料開発に取り組んでいましたが、供給側の自己陶酔な面もあったでしょうし、顧客目線で見れば、コストが上がるし、機能性・意匠性でも従来品に劣り、採用に踏み切れないという歴史(壁)がありました。

 

大きく潮目を変えたのは、ミレニアム世代、Z世代(Gen-Z)に代表される若い消費者層の誕生。
スポーッシューズ=石油由来プラゴミ排出=格好悪い!と考えるこの世代、新しい感覚を持った市場に向けて、ブランドもサステイナブルの切り口から製品企画をするようになり、一気にサステイナブルな素材が注目を浴びるようになりました。

 

“サスティナブル”の切り口は多種多様ですが、現在ブランドと取り組んでいるのが、“ヴィーガン製品”。 ? ? ??なんのこっちゃですが、要は“動物由来ではない’'製品。
化学品専門商社の我々が扱うのは、人工皮革などの化工品、つまりは既にヴィーガン対応済みかというと、そうも簡単ではないようで…。

 

ベジタリアンよりも厳格な“ヴィーガン”(卵も乳製品もNG)としているのは、主原料のみならず、副原料や工程用薬剤まで、動物に由来しないという厳格なコンセプト故。

人工皮革製品に当てはめると、天然皮革を使用していないからヴィーガンという単純な話ではなく、人工皮革のコラーゲンたんばく質の繊維部分は100%リサイクルポリエステル繊維を使用し、表皮をつかさどるウレタン部分は有機溶剤を使用しない樹脂を使用。その他原料、例えば顔料分散剤や活性剤なども、徹底的に植物由来に切り替える徹底っぷり。

 

食でいうところのヴィーガンと本質は異なりますが、“ヴィーガンプレミアムレザー“と名づけ、動物由来は一切使わないばかりか、代替に使う(石油由来の)プラスチックまでサステイナブルに配慮してるんだぜと、というブランディング。

スポーツシューズ=ヴィーガン=クールな製品として、環境意識の高い若い世代に訴求しようという、凄まじい(破天荒な)マーケティングカ。そして、それを支えるのが、我らがケミカルの力。

化学屋目線で、我々の時代がきた!と勝手にワクワクしてしまいます。

 

化合物を元素まで分解してしまえば、そこから再度なんでも作れるということは言えなくもない。
おおげさではなく、ケミカルリサイクル、天然原料を使用せず、永遠の原料の使いまわし。廃棄なし、環境は損なわない、まさにサステイナブル&ヴィーガンなコンセプト。

出来ることが決まっている天然原料と比べて、ケミカルの可能性はまさに無限大。

活躍できる海は広大なバシフィックオーシャン。

 

こんなワクワクを感じながら、有名ブランドの商品開発センターが集中する台湾(そしてコロナ対策先進国)からケミカルの無限の力を発信し続けるOKHK(オカハタホンコン)にぜひともご期待ください!

 

 

「2020年8月、OkahataNewsLetterより抜粋」

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