海外

靴のOEM商社では、コロナ禍の海外業務はどうやっているのか?

靴のOEM商社がしていること・・・

私たちの会社は"靴のOEM商社"なので、お客さんの希望に適った仕様の靴を海外の提携工場で生産しているわけですが、「発注を右から左に流せば一丁上がり!」というわけにもいかず、けっこう人が動いていたりします。

機械化、AI技術が進んだ現代でも、靴の"モノづくり"は、手作業の工程が多くて、1足1足の靴どころか1足の左右でさえ「完全に一致」とはいかず、作る人のクセなんかで微妙な(ときには大きな)"個体差"が出たりします。

 

靴づくりは大まかに「サンプル製作→試作→テスト生産→量産」の流れなのですが、「サンプルは熟練した職人さんがじっくり作ってくれるけど、量産は工員さんが流れ作業で作る」というイメージで、どうしても個体差が出てしまいます。

 

その差を埋めるべく、私たちはそれぞれの段階で生産現場に飛んでは仕上がりを確認したり、不具合があれば工場と一緒に改善点を検討したりしています。

前段階では起こらなかった不具合が次の段階で起こったり、不具合を改善したら他の部分に不具合が出てしまうなど、常に試行錯誤の繰り返しです。

 

こうやって「いかにサンプルに限りなく近い"モノ"を量産現場で再現していくか」を考えていくのも私たちの仕事のひとつです。

海外工場ロックダウンの中で

…と、前置きが長くなりましたが、こんなふうに海外の現場に駆けつけられたのは去年までの話で、今年はコロナ禍で完全に絶たれてしまいました。

それでも提携工場はロックダウン下でも、規模縮小を余儀なくされながらも、生産を続けてくれているわけで、私たちも日本に居ながらにして対応していく方法を考える必要がありました。

 

私たちの会社には日本語堪能な自社スタッフが海外の各拠点に居るので、工場への伝達は以前から日本語だけでOKでした。

現在はそれに加えてWeb会議ツールも活用して、お客さんや工場幹部を交えてZOOM会議をしたり、現場からの作業中継などすることで、実際に立ち会えないもどかしさを解消しています。

まだまだ手探り状態ではあるものの、それでも工場から協力を得られたりするのは「これまでの関係作りの賜物かなー」なんて、勝手に嬉しく思っていたりします。

中国・ベトナム・カンボジアでは・・・

もちろん量産中の品質管理も重要で「ちょっとした誤差でも、放っておくと大きなブレに繋がってしまう」ということが多々あります。

エラーが起こってもすぐ修正できるように、日本語スタッフとは別の品質管理スタッフが工場に常駐していて、このコロナ禍でも中国・ベトナム・カンボジアで奮闘しています。

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というわけで、コロナ禍での日本と海外の業務について綴ってみました。これまで(業界的に?)アナログで行なっていた部分をリモート化に舵切りしてきたこの数ヶ月で、予想以上に乗り越えられている感があります。

 

でもまだ「現場でのアツいやりとり」や「工場幹部や現地スタッフとの会食」などリアルな交流も忘れきれず、まだまだバランス模索中の日々です。

 

(書いた人: 海外駐在歴13年(前職含む)、コロナ禍で日本帰国を余儀なくされたM)

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